シーズン開幕前の個人的な予想と懸念点
開幕前の自分のヴィッキーズの予想順位は11位。フロントコート陣の層の薄さが懸念点なのはもちろんでしたが、サマリやオータムでもW勢との戦いになると、やはりインサイドを攻めれない時間が長かった。これは昨季も同様で、Wでも相手が強くなるほどボールが外だけを回り、結果タフショットの流れで苦しんでいました。今季もただでさえインサイド手薄ですから、チームが目標とするPO進出ラインの予想はできませんでした。
2021-21 / 2022-23シーズンのスタッツ比較
項目 | 2021-22 | 2022-23 | 対比 |
平均得点 | 63.1 | 67.1 | +4.0 |
平均失点 | 74.4 | 77.5 | +3.1 |
得失点差 | -11.3 | -10.4 | +0.9 |
2P% | 45.3% | 42.4% | -2.9% |
3P% | 27.9% | 31.0% | +3.1% |
FG% | 38.0% | 37.4% | -0.6% |
FT% | 76.6% | 73.4% | -3.2% |
2PA | 35.5 | 37.0 | +1.5 |
3PA | 25.6 | 28.9 | +3.3 |
FGA | 61.1 | 65.9 | +4.8 |
2PA:3PA | 58.1:41.9 | 56.1:43.9 | -2:+2 |
FTA | 12.4 | 12.0 | -0.4 |
OREB | 10.6 | 12.7 | +2.1 |
DREB | 24.9 | 25.2 | +0.3 |
REB | 35.5 | 38.0 | +2.5 |
AST | 13.0 | 14.7 | +1.7 |
STL | 7.1 | 7.0 | -0.1 |
BLK | 1.2 | 1.1 | -0.1 |
TO | 16.8 | 16.2 | -0.6 |
AST/TO | 0.77 | 0.91 | +1.4 |
※赤字はチームにとってマイナスの数字
※数字は参考程度に。間違いあるかも。
シーズン終了後の順位と個人的な感想
結果は11位。予想通りに終わってしまったのですが、その内容はシーズン前に感じていた懸念点を感じさせないものでした。
序盤こそ上手く行かない試合が多くあった印象でしたが、シーズンが進むにつれてインサイド起点のプレーも増えていった気がします。実際にコート上のフロントコート陣の人数や総PTも昨季より減っているはずなのに、2PAは増えていますし、FTAもほぼ変わっていません。比率は昨季より3PAに寄ってますが、それでも人数が減った台所事情を考えると素晴らしいと感じます。またFGAが増えた事に関してはしっかりとパスが回り、昨季より勝負したい場所で勝負できていたので、タフショットが減った影響によるものだと個人的には思います。しかも明確に特定選手の3Pで攻めるというセットも増えましたから。
フロントコートは尾﨑・星澤・粟津選手の3人で、みな基本的に昨季は控えだったので、インサイドに日本代表クラスのいるチームには結構跳ね返される試合もあり、結果2P%が昨季より落ちた要因と言えるかもしれません。しかし大事なのは、それでも外に逃げず攻めたシーンが多かった事、1on1が無理でも速いパス回しで崩せたシーンが多かった事、攻める意思があったからこそインサイド経由でシューターが打ちやすい環境を作れたという事で、これらはきっと来季に生きてくると思います。
あとは誰が出ても自分で自信のあるシチュエーションであれば、思い切って攻めていた点がとても印象的でした。特に鷹のはし・粟津両選手のクイックでも打てれば打つという意識は昨季とは別物だったと思えます。少し行き過ぎればセルフィッシュにも感じられますが、そういう雰囲気を感じなかったのは、きっとチームとしてもそこは攻めていいという意識だったからでしょうか?だからこそチーム全体のタフショット率が昨季より減ったと感じたのだと思います。ただ、この辺は特に個人の感想ですのでw(正確にタフショット率とか出したら全然違うかもしれません)
何より上記に挙げた部分が理由だと思うのですが、オフェンスに関しては見ていて本当に楽しくなりました。う~んって思うタフショが多いより、思い切って攻めてダメだったの方が良いですよね。しかもそれぞれに成長を感じながらですから楽しくないはずありません。強豪に通用せずボコボコにされる試合もありましたが、自分には試合毎にチャレンジ精神は見て取れましたし。
来シーズン期待したい点
■今季のオフェンスの目指す形は良かったと思うので、今季得た経験を活かし、更に向上してもらいたいところです。
■やはりTOを減らしたい。今季POに進んだチームにAST/TOの数値が1.0を下回っているチームはありません。確か昨季もそうだったと思います。今季数字的には改善してきましたが、やはりまだまだTOが多いと感じます。だからといって単純に慎重に慎重にではASTが減ってしまいますし、積極性も失われてしまいます。この辺りは各々の判断力やパス技術の向上、チームとしての共通意識向上が必要なので簡単ではないと思いますが、ガード陣&コーチ陣筆頭に頑張って欲しい。
■小さいチームが生き残るのに3Pは欠かせない。ここも改善してきましたが、まだまだ足りない。特にファイブアウトを目指すならば、ポジション関係無く全員打てるのが理想。現状3Pのアテンプトが少ない選手も、相手がドフリーにはできないというレベルにはなりたい。それにより今よりも他の選手のドライブのスペースが空く事を期待したい。
今季はチームが掲げる目標には到達できませんでしたが、来季は本当に期待しています!!!
※感想は個人のメモ書きみたいなものですので意見が違くともお許しください。
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