東京羽田ヴィッキーズ スタッツ比較〈PF/C〉

フロントコート3人のシーズン別スタッツ比較

21.尾﨑早弥子

項目2021-222022-23比較
MIN17.0(6/22)23.0(22/26)+6.0(135%)
PTS5.7(125)8.9(231)+3.2(156%)
2P%41.6%(42/101)45.0%(91/202)+3.4%
3P%26.7%(4/15)50.0%(3/6)+23.3%
FT%76.3%(29/38)71.4%(40/56)-4.9%
REB3.1(21-47)5.9(39-114)+2.8(190%)
AST1.2(26)1.2(31)0.0
STL0.9(20)0.9(22)0.0
BLK0(0)0.2(6)+0.2(-%)
TO1.7(37)2.2(56)+0.5(129%)
※()内の数字は基本トータルの数値(例外は下記にて)
※MIN(スタメン回数/出場回数)、シュート率(M/A)、REB(OR-DR)

今季はスタメン出場が26試合中22試合となり、フロントコート陣では1番回数が多く、まさに主軸として獅子奮迅の活躍でした。特に昨季とは違いマッチアップがCとなる時間が圧倒的に増えたにも関わらず、得点・リバウンド共に昨季より大きく貢献してくれたのが、スタッツ面で見ても明らかです。

またスタッツでは現れない部分では、相手を背負ってのプレーが3人の中でも一番上手く、インサイドの攻撃の起点として重要な役割を果たしてくれたと思います。特に強い相手ほど外回りのパスばかりになりがちだったヴィッキーズですから、どんな相手にでもインサイド経由の攻撃を選択肢に入れる事ができたのは大きかったなと。

来季望むとすれば3Pシュートの積極性でしょうか。来季のロスターがどうなるかわかりませんが、CでやるにしろPFでやるにしろ必要な気がします。もし今季のようにCとのマッチアップが多い場合3Pが選択肢にあれば、当然ですが相手センターをより外に釣り出す事ができます。特にWリーグの大型Cはそこまで機敏さを持ち合わせていませんから、出てこなければ3P、出てきたら尾﨑選手のドライブなら置き去りにする事も可能なのではと思います。今は3Pラインでボールを持っても相手は3Pをケアしに前に出てきていません。ケアしなければと思わせるだけでも、他のガード陣のドライブのスペースは広がるはずですし。

78.粟津雪乃

項目2021-222022-23比較
MIN11.6(0/21)21.7(10/24)+10.1(187%)
PTS4.1(87)9.1(219)+5.0(222%)
2P%54.3%(25/46)58.1%(50/86)+3.8%
3P%24.2%(8/33)32.4%(34/105)+8.2%
FT%81.2%(13/16)77.3%(17-22)-3.9%
REB2.3(14-35)3.8(38-54)+2.8(190%)
AST0.3(6)1.0(24)+0.7(333%)
STL0.2(4)0.6(15)+0.4(300%)
BLK0.1(1)0.2(4)+0.1(200%)
TO0.6(13)1.3(32)+0.7(216%)
※()内の数字は基本トータルの数値(例外は下記にて)
※MIN(スタメン回数/出場回数)、シュート率(M/A)、REB(OR-DR)

粟津選手も今季大きく成長を遂げた1人だと思います。前述の通り、フロントコート陣が減った事で得た出場時間増加だったと思いますが、こちらもスタッツで見ても成長は明らかですね。特に得点面。ヴィッキーズの1試合平均得点が67点ですから、半分以上ベンチスタートで平均9.1点は立派です。

インサイドの攻撃に関しては、個人で打開する力や攻撃の起点という点では尾﨑選手に劣りますが、仲間との合わせの動きがしっかりできるので、そこで点を取ってくれます。

そして何といっても今季成長したと感じるのが3Pシュート。アテンプト数3倍の数字が示すように、かなり積極的に3Pを狙うようになりました。しかもかなりクイックで打てます。それでいて確率も昨季より8.2%もアップしました。Wリーグのトップクラスのシューターに比べれば確率はまだまだ低いと言えますが、3PAの内容を考えると悪くない数字ですし、フロントコート陣に無視できない3Pシューターがいる事は、スモールバスケットをするヴィッキーズにとってありがたい存在です。来季はさらに精度を上げっていって欲しいです。

6.星澤真

項目2021-222022-23比較
MIN16.7(3/22)16.2(4/26)-0.5(97%)
PTS5.2(115)4.4(113)-0.8(85%)
2P%61.9%(42/73)41.9%(31/74)-20.0%
3P%20.0%(4/20)15.4%(2/13)-4.6%
FT%71.4%(25/35)78.9%(45/57)+7.5%
REB3.7(27-47)4.9(55-72)+1.2(132%)
AST0.4(9)0.7(18)+0.7(175%)
STL0.3(6)0.6(15)+0.4(300%)
BLK0.5(10)0.6(16)+0.1(120%)
TO1.3(28)1.5(38)+0.2(125%)
※()内の数字は基本トータルの数値(例外は下記にて)
※MIN(スタメン回数/出場回数)、シュート率(M/A)、REB(OR-DR)

尾﨑選手と粟津選手の急成長に少し遅れを取ってしまった部分もあるのか、PTは昨季とほぼ変わりませんでしたが、ENEOS戦などやはり高さのあるチームが相手となると頼りになります。また2人よりも出場時間は短いですが、FT獲得数とORはチームトップで、特にORは断トツです。

そしてディフェンス面では、昨季ちょっとカットなどで裏を取られてしまうイメージがありましたが、今季はそのような印象もなく、ゴール下で良い場所で面を取らせない動きを本当に頑張っていて、数字に表れない部分で貢献してくれていたように感じました。

星澤選手は3人の中では最もCに近いタイプのPFだと思いますが、ファイブアウト・スモールバスケットをする以上、やはり来季は尾﨑同様に3Pをもっと積極的に狙っていって欲しいと思います。

来季はここに森選手と穴澤選手が加わり、PT争いがどうなるかわかりませんが、3人の更なる成長が楽しみです。

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